怪物事変に登場する隠神探偵事務所の一員の晶。その兄で現在は沖縄の食堂で働いている結。2人は雪男子の怪物として青森の山奥にある『雪の里』というところで双子の兄弟で生まれます。
この2人は双子ですが見た目や性格が反対で、弟の晶は天真爛漫でかわいいもの好きの男の娘。一方の兄・結はクールで頼りになる存在の武士のような男。
雪の里で離れ離れになった2人は、お互い探しながら東京で再会を果たします。
雪の里で生まれた晶と結ですが、里の者は特徴的な苗字を持ち、里の者特有の能力があります。『雪男子』という怪物は雪や氷を操ることができて、晶や結も作中ではその能力を使って活躍しています。
晶と結が生まれた雪の里とはどんな場所なのか、雪男子の能力を持つ晶と結はどんな人物なのか。
今回は雪男子の双子の兄弟・晶と結についてまとめました。
出典:TVアニメ『怪物事変』公式サイトより
『怪物事変』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり
晶と結の故郷『雪の里』
晶と結が生まれた場所は青森県の山奥にある『雪の里』というところです。雪の里の歴史は千年ほどあり、里には「雪男子」と「雪女子」と呼ばれる怪物が住んでいます。見た目は人間と変わりませんが、雪や氷を操ったり水面を凍らせる能力を持っています。
雪の里は、住んでいる者がほとんどが女性で、男性は100年に1度しか生まれないと言われています。晶と結はその状況の中で双子の兄と弟として生まれました。男児を産んだ雪女子は例外なく死に、夫は子供に近付くのを禁じられているため、晶と結は父親と母親の顔は知りません。雪の里に住んでいる雪男子・雪女子は里から出ることは基本的には許されていません。
生まれた男児はやがて長になって、強制的に子孫を残す役目を負わされます。雪の里には古くからの掟があり、里の者はその掟を遵守しなければなりません。
【怪物事変】種を残す長の務めとは? 晶と結の故郷『雪の里』の掟について
雪の里に住む雪女子は200人ほどで、一番優れているのは子を多く産む者で、その次が狩りのできる者と言われています。そのため、蓄えのない時は子を腹に宿すことのできない雪女子から亡くなっていきました。雪女子は美醜による上下関係を生まないために全員、顔布をしています。
雪の里の奥には強大な力を持つ石〝零結石〟が祀られていて、里を覆う吹雪を起こしています。零結石は別名「死をもたらす石」と呼ばれ、持ち出すことは禁止されています。
現在は雪の里はなくなっていて、生き残りが晶と結の2人だけです。
2人のプロフィール
雪男子の双子・晶と結。性格が反対の2人が雪の里で生まれ、東京に思いを馳せて生きてきましたが2人のプロフィールはどのようになっているのでしょうか?
1人ずつまとめてみました。
晶のプロフィール
岩木山雪里白那之五十六子 晶(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうろくし あきら)
青森県の山奥にある『雪の里』で生まれた雪男子の怪物。結の双子の弟。
年齢は15歳。
身長は159cmで、体重は38kg。
誕生日は2月24日。
性格は天真爛漫。怖いものや汚いものが苦手だったり、弱気なところがあります。かわいいものや甘いものが好きだったり、服装や見た目なども女の子っぽいところがありますが、本人は頼りになる男子になることも意識しています。
雪男子に代々伝わる〝六花権現〟の力を宿しています。
結のプロフィール
岩木山雪里白那之五十五子 結(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし ゆい)
青森県の山奥にある『雪の里』で生まれた雪男子の怪物。晶の双子の兄。
年齢は15歳。
身長は171cmで、体重は65kg。
誕生日は2月24日。
雪の里の長。性格は真面目で落ち着いています。純粋で弱虫の晶を守るため、痛いこと・怖いこと・つらいことなどは全て自分が引き受けてきました。雪の里で暮らしていた頃は将来は晶と一緒に里を出て上京することを夢見ていました。
晶とは性格が反対でしっかりしていますが、東京に来たばかりの頃はケータイの使い方など里以外のことは全く知らなくて、最初の頃は晶に教えてもらっていました。
作中では氷の鎧を纏ったり氷の城を造ったシーンがありました。
晶と結の苗字・名前の意味
晶の苗字は『岩木山雪里白那之五十六子』で、結の苗字は『岩木山雪里白那之五十五子』となっています。作中では語られてませんが、調べてみるとこの特徴的な苗字には意味がありました!
晶と結の苗字
・岩木山雪里白那之五十六子 晶
・岩木山雪里白那之五十五子 結
『岩木山(いわきやま)』
青森県弘前市には岩木山という火山があります。青森の最高潮と呼ばれ、標高は1625mにもなります。岩木山はスキー場としても有名です。晶たちの出身地の青森や雪が関係している『岩木山』。
・岩木山雪里白那之五十六子 晶
・岩木山雪里白那之五十五子 結
『雪里(ゆきさと)』
晶と結が生まれた場所『雪の里』。
・岩木山雪里白那之五十六子 晶
・岩木山雪里白那之五十五子 結
『白那之(しろなの)』
〝雪〟を表した『白』、〝美しい〟という意味を持つ『那』、〝〜の〟という意味の『之』。
・岩木山雪里白那之五十六子 晶
・岩木山雪里白那之五十五子 結
『五十六子(ごじゅうろくし)、五十五子(ごじゅうごし)』
晶と結は双子で生まれましたが、弟の晶は『五十六番目の子』で、兄の結は『五十五番目の子』という意味です。
この雪の里の苗字についてですが、『岩木山雪里』は雪の里の名前で、『白那』というのは晶と結の父親の名前です。結が孕ませた子供は死んでしまいましたが、もし生きていたら「岩木山雪里結之~」になっていました。
晶と結の名前
晶と結の2つの漢字を合わせると〝結晶〟という字になります。ふたり合わせてひとつの漢字になりますが、雪男子に因んだとてもお洒落な名前です♪
晶と結は里から出て東京で再び会うことになりましたがコミックス6巻で戦いが終わったあと、離れ離れだった晶と結がまたふたり一緒になったシーンが印象的でした^^
『晶』という字は漢字で、水晶・氷晶・結晶などがあり、『結』という字は漢字で、氷結・凍結・結晶などがあり、晶と結に関係しているような言葉が出てきました。
晶と結の苗字と名前にはしっかり『雪の里』に関係する意味が込められていました!綺麗ですね(^▽^)
雪男子の能力
雪男子の怪物は、水分を使って氷や雪を操る能力を持っています。溶けたアイスクリームを凍らせたり、氷で造形したり、さまざまな応用がききます。戦闘の時は相手を凍らせたり、氷で武装したりして戦います。
晶が雪男子の能力を使って活躍したシーン
・2巻6話で渋谷川の調査に行った時に蛙の怪物を一網打尽にしたシーン
・9巻33話で狐の梅太郎と天結石をかけたジャンケンの勝負で吹雪を出して戦ったシーン
・10巻39話で六花権現の力を使ってシキと共闘したシーン
・12巻46話で六花権現の力を使って隠神の修行〝変化の崖〟をクリアしたシーン
・12巻47話でシキと一緒に隠神と戦ったシーン、シキと一緒に夏羽と戦ったシーン
・14巻52話〜54話で裏屋島で夏羽たちと一緒に赤城&花楓と戦ったシーン
結が雪男子の能力を使って活躍したシーン
・5巻19話で零結石と雪男子の力を使って夏羽と野火丸のコンビと戦ったシーン
・9巻33話で狐の梅太郎と天結石をかけたジャンケンの勝負で雹を出して戦ったシーン
東京で再会した晶と結
晶と結は雪の里で離れ離れになって、東京で再び会うことになります。結は晶を里から出した時に『東京・怪物屋・隠神』という言葉を頼りに、東京の怪物屋にいる隠神に会いに行くように伝えていました。怪物である隠神ならきっと助けてくれると思ったのでしょう。
晶は雪の里から下山して、お腹がすいて倒れていたところを人間に助けてもらいました。その後は無事に隠神に会うことができて、結を探しながら強くなれるように決心します。
結は雪の里から零結石を持ち出して、石の力に呑まれながらも下山して、途中で人目につかない場所で力尽きたところを偶然発見した人間に助けられました。その後、その人間の元から結はいつの間にか消えています。頭に残っていたのは『東京・怪物屋・隠神』という言葉と『晶』の存在。
コミックス5巻で晶と結は東京の原宿で再会します。しかし、その時は零結石のせいで結の様子が今までと変わっていて、晶は不審に思っていました。結は零結石の力でメンタルに異常が出ていました。
事務所から出て行った晶を連れ戻しにきた隠神・夏羽・シキと、零結石の回収にやってきた飯生と野火丸。
結は夏羽と野火丸の2人と戦いますが途中で零結石のエネルギーが切れて力尽きます。目が覚めて正気に戻った結は夏羽たちの仲間になって、晶とは今まで通りの一心同体のような関係の双子に戻ります。
夏羽&野火丸VS結についての記事↓↓
晶と結は再会してまたふたり一緒になれてよかったです(´▽`)
『ひとりでは耐えられないこともふたりなら耐えられる』という言葉がいいですね!晶&結編の終わりは感動。。。
晶が覚醒!! 六花権現の力とは!?
六花権現(りっかごんげん)。六花とは、零結石に力を込めたとされる雪男子の始祖の名前で、雪男子には代々、六花の力が宿っていると言われています。晶と結は双子だったため、どちらにその力が宿ったかは外目にはわかりませんでしたが、六花の力は晶の方に宿っていました。
作中で晶が初めて六花権現の力を見せたのは10巻の桜牙ハム編です。シキがピンチになって、夏羽やシキのことを考えて仲間を助けたいという思いから覚醒して、シキを助けました。普段は頼りない晶が大活躍したシーンです!その時の晶はテンションが異常に低くて無感情みたいになっていて、体を覆った雪が筋肉みたいになっていました(・・;)
六花権現の力を使うと水分がなくても雪男子の力が使えて、能力もパワーアップします。胸には残量の役割のような雪の結晶のマークがあって、能力を使いすぎると元に戻ってバテてしまいます。
12巻では、隠神の元で夏羽とシキと3人で修行をします。仲間のことを思い、強くなりたい思いがあり、怒りによって雪男子の力が覚醒します。
修行の成果で六花権現の力をしっかり出して戦えるようになりました。晶、パワーアップ^^
晶が六花権現のことを「ゲンゲン」と言ってたのがかわいかったです。
晶かわいい!! 結はかっこいい!!
元気で明るい晶と、クールで真面目な結。作中では2人のかわいいシーン、かっこいいシーンがたびたび出てきます★
晶は性格や見た目とかいろいろかわいいんですよね♪かわいいもの好きだったりやたらテンションが高いところとかがおもしろいです^^
ドジで失敗ばかりだけど事務所ではムードメーカー的な存在です。見た目や言動とかも女の子っぽくてかわいいですが、意外にだらしなかったりアホっぽいところもあって、かわいい男の娘というイメージもありつつ少し変わっているおもしろいキャラです(笑)
怪物事変はかわいいキャラ・おもしろいキャラがたくさん出てきますが、例えば紺は素直で騙されやすかったり嫉妬したりするかわいさがあったり、夏羽だと天然だったり空気が読めなかったりするおもしろさがあったり、見た目だけだったらかわいいキャラなど、いろんなタイプのかわいいキャラ・おもしろいキャラが出てきますが、晶は天真爛漫なかわいさがありますね(*^ ^*)
一方の結は晶とは反対でかわいいというよりは断然かっこいい!というようなキャラです。武士のような男らしい性格で割と筋肉質で弟の晶とは双子ですがだいぶ違いがあります…(^ ^;)
結の戦闘シーンでは雪男子の力を使った結のかっこよさが見れます♪
結は頼りになるイメージがあります。働いているオバー食堂では女の子にも人気です(笑)
双子の晶と結ですが、2人とも反対の性格や見た目をしていて特徴的な双子だと思いました^^
まとめ
『晶』と『結』。この2人は青森県の山奥にある雪の里で生まれた雪男子の双子の怪物です。
元気で明るいですが弱々しい晶と、真面目で心身共に強い結。2人は里から出るために離れてしまいます。
雪の里は現在はなくなり、生き残りがこの2人の双子だけです。果たしてこれから子孫を残して雪男子・雪女子が増えることはあるのでしょうか…。晶と結の苗字は雪の里に関係していて、名前も2人合わせて『結晶』というとてもお洒落な意味がありました。2人はお互いを探しながら生活をして、東京で再会することができて再び〝2人〟に戻ることができました^^
雪男子の能力は水分を使って雪や氷を操ることができます。相手を凍らせたり、防御に使ったり、その他いろんな使い方がありました。
晶には始祖である六花の力が宿っていて、六花権現の力を使うことで普段以上の雪男子の力を発揮できます。隠神の元で修行をして力をコントロールできるようになりました。これはかなり強力ですね(^▽^)
修行によってパワーアップした晶の活躍が楽しみです★
晶と結が再会する話はコミックスの5巻と6巻で読むことができます!
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普段からドジばかりでそれを気にした晶が事務所から出て行ってしまい、原宿で偶然結と出くわします。その後、晶を連れ戻しに行った怪物屋のメンバーが零結石で様子がおかしくなってしまった結と対決するというストーリーです。飯生と野火丸も現れて、主要キャラがたくさん出てきます。戦闘シーンや雪の里の回想シーンなどがあり、晶と結についても詳しくわかる話になっています。
結の実力も見れますが、さすが雪の里の長というだけあって強かったですね。野火丸の右手はこの時の結との戦闘がきっかけで新調することになっています。夏羽と野火丸がタッグを組んで戦うところも見どころです。
そしてやはり最後の、戦いが終わった後の晶が結に思っていることを伝えるシーンが良かったです。今までは晶のために自分一人が犠牲になる覚悟だった結に、晶はそんな結を見るのがつらくてこれからは全部半分こにしようと言い、またふたり一緒になるところが良かったです♪( ´▽`)
互いに足りないところを補って生活をして、これからは東京でどんどん成長していくんでしょうね〜。
晶と結、良い双子!!
今回は雪男子の双子の兄と弟・晶と結についてまとめました。
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