出典:怪物事変 コミックス18巻より

コミックス第18巻は2023年2月に発売されました。

この巻では、京狐の里に潜入した夏羽たちが目的を遂行するためそれぞれ動く様子や里の長「米さま」の登場、里と飯生の関係性などが描かれています。


怪物事変の単行本17巻の感想・ネタバレはこちら↓↓

怪物事変の単行本17巻《感想・ネタバレ》


このページでは怪物事変のコミックス第18巻の感想やネタバレを紹介しています。

《18巻の裏表紙の説明文》
京狐の里に潜入した夏羽たちでございましたが、狐の幻により意識を失い、分断されてしまうのです。早くに目を覚ました卜部は、庶民階級が暮らす楊梅エリアにて紺とシンと合流を果たした後、既に捕らわれていた民間人の救助に動くのですが、途中で槐と名乗る狐に襲われ、重傷を負うのです。一方で、夏羽・織・晶のもとには京狐の里長の娘・小紅羅が接触をしてきたのでございます。その目的とは里に隠された陰結石と陽結石を探す椿妃の助けとなることだったのですが…。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




登場人物

・夏羽(かばね )
・織(シキ)
・晶(あきら)
・紺(こん)
・隠神(いぬがみ)
・ミハイ
・花楓(かえで)
・頼電(らいでん)
・ツナマヨ
・卜部(うらべ)
・シン
・鋼太郎(こうたろう)
・野火丸(のびまる)
・梅太郎(うめたろう)
・小紅羅(さくら)
・椿妃(つばき)
・飯生(いなり)
・米(よね)

収録話

『70. 深淵』


出典:怪物事変 コミックス18巻より

京狐の里に入り、その後、気を失ってしまった怪物屋とゲンジの潜入チーム。
晶の声で目を覚ます夏羽。
気を失う直前に頼電は夏羽たちに薬を飲ませ、その効果で目を覚ますことができました。

マヨに連絡を取るシキでしたが、マヨは卜部と連絡が取れないことに焦りを感じていました。

マヨ「卜部さん!! 死なないで……!!

 

———卜部VS槐———

槐の火鏡によって倒れている卜部と民間人。
槐は卜部を焼き殺したものと思っていましたが、卜部は油断していた槐に毒針を刺し、起き上がります。
毒が効いて倒れる槐。
その場をあとにする卜部でしたが、ダメージが大きく、途中で倒れてしまいます。

卜部を探す夏羽たちは途中で京狐の里長の娘・小紅羅が作り出した分身の小鳥と出会い、案内されて卜部を発見。
夏羽たちに発見された卜部は治療を受けることになります。

その後、小紅羅は夏羽たちに自分の友達「椿妃」を助けてほしいとお願いをします。

小紅羅「お願い! 知ってること全部話すから……あたしの友達を助けて!

 

椿妃と怪物の結石を探すことになった怪物屋の3人は村にある井戸を見つけ、夏羽と小紅羅がしたに降りて様子を見てくることに。
進んでいくと鳥居を見つけ、進んでいくと空間が歪み、別の場所へと景色が変わります。
そこは「狐麻こま」と呼ばれる薬効が育てられている場所で、そこに現れた椿妃によって薬効を嗅がせられた夏羽は椿妃の虜になってしまいます。

小紅羅「も…もしかして…… 狐麻の薬効って……」

椿妃「惚れ薬です それじゃあ…… せいぜい利用させてもらいましょうか

『71. 悪女』


出典:怪物事変 コミックス18巻より

薬の効果で椿妃の言いなりになってしまった夏羽。
椿妃を助ける気でいた夏羽に対してここまですることはないと言う小紅羅。
椿妃は小紅羅に何のために一緒に里を出たのか、それは自由に生きるためだと確認します。

 

その頃、マヨはミハイと薬について話をしていて、そこで頼電の姉で取締官の「鳴」の名前が上がります。

 

場面は再び夏羽たちに戻り、米に呼び出されたことで小紅羅の分身の小鳥は消えます。

米「ごめんね 小紅羅ちゃん…… いきなり話しかけたら嫌われちゃうかと思って……

小紅羅「笑える 今更すぎ 安心してよ すでに大キライだから」

 

夏羽と椿妃は陰結石が隠されているタンクの前に着きます。
タンクの中は、肥料となる化狐の死体が陰結石の力によって腐食して真っ黒なドロドロの液体となっています。
石をどうやって手に入れるか椿妃は考えますが、夏羽は躊躇いなくそこに飛び込みます。
タンクの中に潜って陰結石を手に入れる夏羽。

 

その頃、紺は同じく里に潜入していた野火丸と出会い、野火丸は作戦を決行するために行動に移ります。

『72. 狂宴』


出典:怪物事変 コミックス18巻より

米「綺麗だね〜」

落葉松では宴が始まります。

主菜「男狐の丸齧まるかじり」として眠っている花楓が米の元に。
しかし、そこへすぐに変装した野火丸が現れ、包みの中から紺を差し出します。
石鎮の血が奪われていなかったことを知った米は、宴を中止し、雌雄同体である小紅羅に紺との子を宿すため「よう」と呼ばれる場所へ移動させます。
そこで陽結石があることに気づく小紅羅。

 

夏羽は薬の効果が消えて正気に戻り、疲れている椿妃を抱えて別の場所へ移動。

シキと晶は京狐との戦いで疲れて、その場に倒れてしまいます。
その後、他の狐たちによって小屋へと運ばれることに。

『73. 自由』


出典:怪物事変 コミックス18巻より

小屋の中へ入った夏羽と椿妃はそこでシキと晶と合流。
そこには過去と少し先の未来を視る力がある「はる」という狐もいました。
夏羽ははるに、陰結石と陽結石をくっつけてはいけないことや飯生の過去について話を聞きます。
はるの話によって、飯生が米の実姉であること、一般の狐として生まれたこと、そして息子がいることなどが明かされます。

はるは椿妃がこれから何をしようとしているのか見抜いており、それを阻止しようと話をします。

はる「やめておきなさい 取り返しのつかないことになる」

宗教の教えに従い、自分たちを弱者とし、夏羽たちに助けを求めないはる。
小屋の外にははると同じく信者の狐たちの姿も。
夏羽は里での教えを変えるため、落葉松へ行って米と会い、直接話をすることを決めます。

夏羽「あの……みなさん 俺は落葉松に行って米さまさんにお願いをしてきます 『もっといい教えにしてください』と……

 

落葉松では花楓が目を覚まし、縛るものが全てなくなり、自由に。

『74. 罰』


出典:怪物事変 コミックス18巻より

自由になった花楓は、一匹の化狐と出会います。
花楓に「ムクチ」と名付けられた狐は、仲間を埋葬するため花楓に穴を掘ってもらいます。
感謝を伝えられ、ムクチと仲良くなる花楓。
その様子を見ていた米。

米「『我らが還るのは大地ではない 我らは皆 藻さまのにえである』 ……土葬は教えで禁止しているんだけどな」

ムクチを背中に乗せて夏羽を探す花楓。
そこへ米が飛ばした矢が後ろから飛んできて花楓に刺さります。
花楓は無事でしたが、振り向くとムクチが倒れて死亡していました。

 

ようでは米が見ている中で、小紅羅が陽結石を手に入れるため米の目を誤魔化す方法を考えます。
野火丸は米の目が小紅羅たちの行為に集中している間に陽結石を幻で作った偽物とすり替えようと様子を伺います。
そして、その横では非人道的な作戦として感情が爆発しそうな頼電が。

迷っている小紅羅に抱きついてそっと話しかける紺。

紺「心配するな 夏羽がきっと助けにくる 紺は信じている 大丈夫だ お前も……信じていいぞ!」

その時、部屋に大きな衝撃が起き、花楓が現れます。
花楓を見て、儀式を邪魔され、激昂する米。

米「贄にもならぬ塵芥じんかいが!!! 神儀をさまたげたこと…… 死でそそげ!!!

 

怪物事変(完)

その他のページ

小紅羅と椿妃のプロフィール
・米や側近の狐などの初期設定画
・怪物辞典⑥(京狐の里での設定など)




まとめ

怪物事変18巻では里の長・米の登場や里で作戦を決行する夏羽たちの様子が描かれていました。

米が京都編でのボスとなりますが、里での〝教え〟によって狐たちは洗脳されていて、夏羽たちとの戦いで里全体がこの先どうなっていくのか見どころですね。

飯生についての情報もありましたが、飯生は生まれながら特別ではなく普通の狐として里に生まれたようです。
そして子供もいるという情報も。
飯生の子供はまさか野火丸?気になる…(・・)
飯生の妹だった米、周りの者を従えるカリスマ性は姉の飯生と同じ。

本編最後では儀式の最中に現れた花楓!
そして邪魔されたことにブチ切れの米さま(^ ^;)

次巻では今回のボスキャラ・米との戦いが見れそうです。


怪物事変の単行本19巻の感想・ネタバレはこちら↓↓

怪物事変の単行本19巻《感想・ネタバレ》


 

今回は怪物事変の単行本18巻についてまとめました。




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