出典:怪物事変 コミックス8巻より
コミックス第8巻は2019年7月に発売されました。
この巻では、“流結石”を求めて島根県の八ッ首村にやってきた夏羽と織が、同じく流結石を求めてやってきた飯生の部下の赤城と花楓と対決して、決着がつくところまで描かれています。
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このページでは怪物事変のコミックス第8巻の感想やネタバレを紹介しています。
《8巻の裏表紙の説明文》
全国に散らばる結石を探しに、島根県の八ッ首村を訪れた夏羽と織。ですが、村人の気配はどこにもなく、村は森閑としていたのでございます。その様子を不思議に思う二人のもとに警視庁の捜査官を名乗る怪しげな者。さらには子どもを連れ、怪我をしているなにやら曰くのありそうな女子も現れて…!?どうやら此度の結石探しも一筋縄ではいかないようでございます。
出典:TVアニメ『怪物事変』公式サイトより
『怪物事変』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり
登場人物
・夏羽(かばね)
・織(シキ)
・赤城(あかぎ)
・花楓(かえで)
・いちご
・環(たまき)
収録話
『28. 灰塵の蛇』
怪物の結石“流結石”を探しに、島根県雲南市にある八ッ首村にやって来た夏羽と織。
二手に分かれて聞き込みを開始する夏羽と織でしたが、村には誰もいなく、お稲荷さんと思われる石像がいろんな場所に置いてありました。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
夏羽と織は合流したところで、1人の男に声をかけられます。
男は警視庁の狐(赤城)で、夏羽と織に名前を聞き出そうとしますが、2人は答えずにその場を立ち去ります。
赤城は2人が立ち去ったあと、ケータイで仲間に連絡をとります。
赤城「花楓くん 一度 合流できますか?」
夏羽と織は場所を変えて作戦会議をしていましたが、そこに3歳くらいと思われる子供(環)と若い女性(いちご)が現れます。その2人は地元民で、夏羽が話した八ッ首村について疑問を感じていました。
いちごと環は夏羽たちと一緒に八ッ首村に行き、そこで見た綺麗な村の光景に驚いていました。環は急に走り出して、いちごはそのあとを追いますが、先ほどの警視庁の男の仲間(花楓)がそれを発見して2人を消そうとします。
しかし、織が助けて自分が撹乱させてる間に夏羽たちに逃げるよう言います。
織「任せとけ 強敵から逃げ回ることだけは死ぬほどシミュレートしたからな」
花楓は拳を火打ち石のようにして火球を作り、攻撃をします。
夏羽はいちごと環を連れて森の中へ逃げました。
いちごと環は大蛇の里・八ッ首村に住む大蛇の怪物で、村は赤城と花楓によってすべて燃やされてしまいました。2人は東京の怪物屋に助けを求めに行くところで夏羽たちに出会いました。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
いちごは夏羽たちのことを信用して、流結石が天ヶ淵の底にあることを伝えます。
夏羽「流結石は手に入れる あいつらはやっつけるし あなたたちも助ける 俺たちが怪物屋です」
『29. 捜査特課』
赤城は自分の能力(石兵稲荷)を使って、夏羽たちの会話を離れた場所で聞いていて、流結石が天ヶ淵にあるということを知ります。
その頃、八ッ首村では崩壊した村が広がっていました。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
花楓は火球を作って周りを破壊しますが、織も蜘蛛の力を使って花楓を翻弄します。
本来は炎と幻を使う狐。
しかし、まれにどちらか一方しか使えない恐ろしく厄介な“特化型”のタイプが存在して、花楓は『炎』を使う特化型タイプの狐でした。そして赤城も同じく特化型タイプで『幻』を使う狐でした。
花楓は火球で次々に周りを燃やして、逃げる織を追いかけます。木に登って上空から織を探す花楓。
花楓「逃げてもムダだぜ! 俺はウデの次にハナが自慢なんだ!」
橋にいた織を見つける花楓。木から飛び降りて織の目の前に現れた花楓でしたが、織は策にハメて、花楓を崖下まで落としました。
織「てめーの敗因は てめーの炎だ!」
夏羽たちは森の中を走って天ヶ淵を目指しますが、地元民のいちごがどんなに進んでも天ヶ淵に着かないことを不思議に思って足を止めます。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
離れた場所から赤城は幻を使って、夏羽にいちごが死んでいる幻覚を見せました。
『30. 逆襲』
夏羽は倒れているいちごを見て駆け寄り、そこで今度は環が死んでいる姿を見ます。
いちごと環もそれぞれ赤城によって幻覚を見せられます。
織は幻を見せる石兵稲荷を壊しながら夏羽の元に向かいます。
その後、夏羽たちを発見して、幻覚を見せられていた3人を正気に戻しました。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
4人は天ヶ淵に着きます。いちごは天ヶ淵の主を呼んで流結石を受け取り、夏羽に渡しました。
そこに赤城が現れて、環を人質にとって、夏羽の持っている怪物の結石をすべて奪おうとします。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
石を渡そうとする夏羽でしたが、環は潔癖症の赤城に対して精神的ダメージを与えます。
赤城「……!!? なっ こっ これは……!! 〝これ〟はっ……『これ』わあああああああああっ!!?」
赤城の幻が解かれ、開放された環は夏羽たちに助けられます。
ウエットティッシュで衣服を拭こうとする赤城でしたが、織に取られてしまいます。
織「気になってたんだよなー アンタが後生大事に抱えてるこれ もしかして これがないと 幻 使えないんんじゃないの?」
焦る赤城でしたが、服の中から予備のウエットティッシュを取り出しました。
そしてそのあと赤城の消毒液のにおいで花楓が現れます。夏羽と花楓の戦闘が開始して、その間に織はいちごと環を逃がそうとします。
花楓「なあ! 生とよく焼きどっちが好き?」
夏羽「…?」
花楓「肉ってさあ ストレスかけるとマズくなるんだよな 喰うのがこんなに楽しみなやつ初めてだ…! なっ! 怖くねえほう教えろよ!」
夏羽「? 別に どっちも全然怖くない」
『31. 左』
織はいちごと環を逃して、再び戦場に向かいます。
その頃、夏羽と花楓は一対一で激しい戦闘が始まります。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
戦いは夏羽が優勢。攻撃を当てれない花楓は自分の両腕を食べて二刀流の血のバーナーで夏羽に襲いかかります。
ピンチのところで織が夏羽の加勢に現れます。
夏羽「…!? あっ… シキ!」
織「夏羽! 左だ!! そいつは左目の視力がない! 死角なんだ! 左目エグって脳みそにパンチねじ込んでやれ!!」
夏羽「わかった!」
しかし、回復した赤城も花楓のサポートに回って、花楓の死角になっている左目を担うために花楓と合体します。
赤城と合体した花楓は夏羽と織を追い込みます。
夏羽は倒れてしまい、花楓は止めを刺そうとしますが、その時に地震が起きます。洪水が起きて、合体した花楓と赤城は流されます。
赤城は水の中を泳ぐ何かを確認します。
出典:怪物事変 コミックス8巻より
地震の原因は流結石の力で大蛇に変身した環でした。環は夏羽と織を助けます。
環は夏羽に助けられた時に流結石を取っていました。大蛇の一族では代々水神の生まれ変わりだけが使える力があり、その生まれ変わりが環でした。
地震の影響で波にのまれ、花楓たちは合体が解けて赤城はそのまま流されてしまいます。
再び左目が死角になった花楓の前に夏羽が現れて渾身のパンチを放ちました。
怪物事変❽(完)
感想
コミックス8巻は最初から最後まで流結石を巡っての話で、バトルシーンが特に迫力があって熱かったですね。バトルメインの巻という感じでした。夏羽は屋島での修行の成果が出ていて、織はミハイクエストでの成長が見れて、8巻はこの2人の成長が見れた話だったと思います。
敵も今までの中でもかなり強くて、新しく特化型の狐というのが出てきて面白かったです。何も考えずにバチバチの肉弾戦をする花楓と、頭を使って相手に厄介な攻撃をする赤城で、お互い個性的でした。
環ちゃんがまさか重要なポジションだったとは思いませんでした。最後大蛇に変身して活躍を見せていたのが良かったですね。あと環ちゃん可愛い。
敵の狐2人に村を壊滅させられたいちごと環ですが、夏羽たちがおもいっきり倒してくれて良かったです。
見どころ
・戦闘シーン(夏羽の肉弾戦と織の頭脳戦)
・環が大蛇に変身して現れるシーン
口コミ
「熱いバトル」「怪物の結石を集める飯生たち狐との戦いが激化」「環ちゃんが可愛くて癒し」「夏羽と織が成長している」「赤城と花楓の正反対のコンビネーションがよかった」「敵キャラ再登場に期待」「織がミハイクエストでの修行の成果が出ていて良かった」「話のテンポがよくて読んでいて面白かった」など。
まとめ
コミックス8巻は流結石を巡って、島根県で『夏羽&織VS赤城&花楓』の激闘が繰り広げられます。
島根県の八ッ首村は赤城たちによって滅ぼされ、村の生き残りのいちごと環が東京の怪物屋に助けを求めに行こうとしている時に夏羽たちに出会います。
夏羽たちは流結石を手に入れて、赤城と花楓を倒すところまで描かれていました。
8巻は怪物事変のコミックスの中でもバトルシーンが多かったと思います。夏羽と織の成長も見ることができました。
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今回は怪物事変の単行本8巻についてまとめました。
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