怪物事変に登場する狐のカップル「炉薔薇」と「陽」。

この2人は幼馴染みで20年来の長い付き合いです。

炉薔薇は子供の頃から危険な性癖を持つ人物で、陽はそんな炉薔薇の奇行を止める意味でも常に炉薔薇と一緒にいて行動を監視しています。

炉薔薇の性癖は「定期的に生き物をバラバラにする」というもので、普通では考えられない危険な性癖を持っています。

なぜこのような性癖を持つようになってしまったのか、原因は何なのか?

今回は炉薔薇の性癖や幼馴染みの陽との出会いについてまとめました。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




炉薔薇と陽の出会い

出典:怪物事変 コミックス11巻より

炉薔薇と陽が出会ったのはお互いが5歳の頃です。

新しく団地に引っ越してきた炉薔薇はそこで陽に出会います。
炉薔薇の目の前に、木刀のような物を持って仲間を引き連れて現れた陽。
陽は自分をここで1番強い狐だと言い、いじめられたら相談するように炉薔薇に言いました。

ボーイッシュな陽は正義感あふれる狐で、引っ越してきたばかりの炉薔薇にとっても頼もしい存在だったでしょう。
炉薔薇はスケッチブックに陽を描いていたこともあって、陽のことは良い印象だったようです。

大人しい性格でひとりでいることが多い炉薔薇。
そんなに炉薔薇に陽は自分から話しかけて2人は仲良くなっていきました。

炉薔薇の性癖を知った陽

同じ町内の団地に住んでいた炉薔薇と陽。
種族も同じ「狐」。
打ち解けるのは早く、2人は仲良くなりました。
しかし、炉薔薇には人に言えないような異常な性癖があり、陽はある日その性癖について知ります。
陽が炉薔薇の部屋に遊びに行った時、そこで見たものは〝バラバラに解体されて組み立てられた母親の上で寝ている炉薔薇〟でした。
言葉を失い、立ち尽くしてその光景を見る陽。
炉薔薇は目を覚まして何事もなかったかのように陽に話しかけますが、陽は炉薔薇を抱きしめて、その時に『そばにいなきゃいけない』と、炉薔薇と一緒にいることを決心しました。

その後は炉薔薇と陽はプライベートの時も仕事の時も常に一緒で、陽は炉薔薇の行動を監視しながら20年の時を一緒に過ごしてきました。

付き合ったのは5歳の頃

炉薔薇と陽が出会ったのはお互いが5歳の頃ですが、2人が付き合い始めたのも5歳の頃です。

陽は炉薔薇の性癖をの当たりにして、その時に炉薔薇には自分が必要だと思い、炉薔薇を抱きしめて一緒にいることを決心しました。
炉薔薇はこの時になぜ陽に抱きしめられたかわかっていなく、陽の好意からかと思って嬉しくなります。
一人称が変わり、炉薔薇の中で気持ちの変化もあったのでしょう。
炉薔薇は陽に好きだという気持ちを伝えるため、この時に告白しました。

炉薔薇と陽の家族

炉薔薇の両親について、父親の存在は不明、母親は炉薔薇に殺されています。
父親が描かれていないことから母子家庭だったことも考えられます。

陽は昔は家族と暮らしていましたが、現在は家族とは絶縁。
炉薔薇の性癖を知って、自分の家族が炉薔薇の標的にならないように、成長したのと同時に家を出ています。
そのため家族は陽が死亡したことを知らないかもしれません。
陽の家族は炉薔薇の母親については、殺したのは炉薔薇ではなく外部の者だと思っているそうです。

炉薔薇の性癖について

出典:怪物事変 コミックス11巻より

炉薔薇の性癖は「定期的に生き物をバラバラにして工作しないと気が済まない」というもの。
老若男女の見境がなく、欲求解消のため奇行を繰り返します。

炉薔薇はバラバラにした人間を組み立て直してオブジェのように創作。
そして、その出来上がったものに対して名前をつけたり性的興奮を覚えてしまいます。
炉薔薇に罪悪感は全くなく、性癖が発症した時に行動に移るため炉薔薇を知る者は炉薔薇を「猟奇殺人者」として危険視しています。

危険な性癖の原因

炉薔薇が持っている性癖は幼少期の頃からで、5歳の時にはすでにこの性癖を持っていました。

性癖の原因は様々ですが、その中でも最も多いのが幼少期の生育環境です。
生活の環境によって発症し、例として親からの愛情を十分に受けていなかったり虐待を受けていたりした場合、それらがトラウマやストレスとなって異常性癖が発症することがあります。

炉薔薇は5歳の頃からすでにこの異常な性癖を持っていますが、もしかすると炉薔薇も親から大切にされていない状況で育っていたのかもしれません。

炉薔薇の家の中を見ると中は散らかっていて、洗濯物や飲料水、溜まったゴミ袋などが散らばっています。
このことから炉薔薇の親は相当だらしのない人物だったと言えるでしょう。
そして炉薔薇の親は炉薔薇の名前に関して「台無し」という意味をつけています。
台無しという言葉は良い意味で使われることはなく、炉薔薇の親も普通ではない人物だったと想像することができます。
炉薔薇は初めて陽に会った時に顔にケガをしていましたが、それはもしかすると親からの虐待だったのかもしれません。

これらのことから炉薔薇の異常性癖の原因は、幼少期の頃の周りの環境が関係している可能性があるのではないかと思われます。

炉薔薇を監視するようになった陽

炉薔薇の性癖を知った陽は、炉薔薇の性癖を治す努力をするようになります。

生き物を殺すことがずっと続いていくと炉薔薇の周りには誰もいなくなり、やがてひとりぼっちになってしまいます。
陽は炉薔薇がそうならないように性癖を改善する努力をして、炉薔薇には生き物を絶対に「殺してはいけない」ということを繰り返し何度も言うようになりました。
炉薔薇が言いつけを守らなかった場合は、容赦無く制裁を加えます。

常に炉薔薇に言いつけを守らせるようにしている陽ですが、桜牙ハム千葉工場の時は炉薔薇は桜牙ハム社長と従業員12人を殺してしまっています。
炉薔薇はこの時に陽に怒られるのが嫌でそれを隠そうとしていました。
バレたくないため陽に見られる前に一緒に帰ろうとしてましたが、その様子を見て陽は「浮気したな」と言い、動揺する炉薔薇を見て本当に殺してしまったのかと驚いていました。
炉薔薇は隠そうとしていましたが結局、陽にバレていました。

炉薔薇の性癖をなんとか改善しようとする陽ですが炉薔薇の性癖はなかなか治ることはなく、そんな時に知り合ったのが同じ化狐である飯生
炉薔薇が住みやすい世界を作るために飯生の人心を操る力〟を必要として、飯生の部下に加わりました。

陽は炉薔薇を監視しながらこれまで過ごしてきましたが、炉薔薇の性癖はいまだ改善されていません。

陽と交わした最後の約束

出典:怪物事変 コミックス11巻より

炉薔薇と陽は任務で千葉にある桜牙ハム千葉工場にやって来ますが、そこで夏羽たちも来ていたことを知り、戦うことに。

最後は陽が死亡する形で終戦。

陽は死ぬ間際に炉薔薇に、ひとりぼっちにならないようにと言葉をかけました。
炉薔薇は陽の言葉を忘れずにこれからは自分自身で性癖を治ことを決め、陽の分まで生きていくことになります。





まとめ

炉薔薇と陽が出会ったのはお互いが5歳の頃で、炉薔薇はすでに5歳と言う年齢で異常な性癖を持っていました!
そして陽はそんな炉薔薇の性癖を知ってしまい、そこから陽の人生は炉薔薇を想っての人生に変わります。

陽は炉薔薇に対して常に気にしていて面倒見が良くて優しいですよね(- -)

炉薔薇の幼少期がかわいい。
陽の絵まで描いてましたね。
ちなみにこの時のオリジナルの技はのちに進化系として炉薔薇の武装飾デコレーションの技で登場しています(カーリー・マーの鏖殺おうさつ

炉薔薇の性癖については原因は幼少期の周りの環境などが影響してそうです。
おそらく母子家庭で、予想では母親は付き合っていた男に子作りされてそのあと別れて炉薔薇を生んでひとりで育てていくことになるけど精神的な不安やストレスなどで炉薔薇に当たって虐待のような感じになっていたのではないでしょうか。
生まれてくる子供に「台無し」の意味をつけるという時点で最初から子供を大事に育てる気がないと考えられます。
部屋の中を見ても尋常じゃないほど散らかっていて明らかに普通ではありません。
おそらく母親もかなりの変わっている人物だったのでしょう。

炉薔薇と陽は20年間ずっと一緒に過ごしてきましたが、桜牙ハムの戦いで陽は死亡してしまいました。
炉薔薇は陽のためにも性癖を治して陽の分まで生きてほしいですね(;;)

今後もし再登場するとしたら炉薔薇がどのように変わっているのか気になるところです。

【怪物事変】炉薔薇の再登場はあるのか!? 陽が死亡したあとの心情について

 

今回は炉薔薇の性癖や幼馴染みの陽との出会いについてまとめました。




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