出典:怪物事変 コミックス4巻より

コミックス第4巻は2018年3月に発売されました。

この巻では、織の叔父の蓼丸昭夫が、織の母親を利用して伝説の「金の糸」と呼ばれる蜘蛛を作り出そうとしている悪者だということがわかり、夏羽たちと対決して織の母親と妹が助け出されるところまで描かれています。


怪物事変の単行本3巻の感想・ネタバレはこちら↓↓

怪物事変の単行本3巻《感想・ネタバレ》


このページでは怪物事変のコミックス第4巻の感想やネタバレを紹介しています。

《4巻の裏表紙の説明文》
親は子を想い、子もまた親を想う。そんな親子の記憶を辿る物語——。織の両親の手がかりを探しに幼少のころ暮らしていた場所を訪れた夏羽たち一行。断片的な記憶を頼りに捜索を続ける中、織の叔父・昭夫が何かを隠していることを突き止めたのでございますが…。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




登場人物

・夏羽(かばね)
・織(シキ)
・晶(あきら)
・隠神(いぬがみ)
・野火丸(のびまる)
・蓼丸 昭夫(たでまる あきお)
・蓼丸 綾(たでまる あや)
・山蜘蛛之仔 組(ヤマグモノコ クミ)

収録話

『12. 狂気』

夏羽と織は、野火丸から「蓼丸昭夫」が警視庁の飯生からブラックリストに入れられていることを聞きます。織は昔の記憶が蘇ります。織と野火丸と「蓼丸昭夫」についての情報を共有します。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

その頃、隠神は昭夫を外に誘って森の中を歩きます。森の中で昭夫が研究していた「金の糸」について話をします。昭夫は伝説の金の糸を出す蜘蛛を作り出すため、織の母親を利用して、さまざまな生き物や怪物と配合をさせていました。

それを聞いていた織たちは昭夫の前に現れます。晶も後から現れます。

怒りに満ちていた織でしたが、そこに織の母親の組が産んだ怪物たちが用心棒として現れます。隠神は晶を助けようとして腕を怪物の毒におかされてしまいました。怪物たちは組の言葉を覚えていて織の前で話します。織は母親との今までの出来事を思い出して心が折れてしまいます。

夏羽は織に、自分にできることはあるか聞き、織は夏羽に助けを求めます。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

夏羽はそれに応えます。

 

『13. 悲願』

襲い掛かってくる怪物を夏羽は次々と倒していきます。

 

隠神と晶の前には謎の少女が現れて、隠神と晶を森の中にある泉に連れていきました。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

泉の水で隠神の腕の毒は綺麗に治りました。お互い自己紹介をしようとする隠神でしたが、少女は昭夫から聞き出さなければならない情報があり、夏羽たちに殺させないようにお願いをします。

 

その頃、怪物たちを全滅させた夏羽は昭夫の前に歩み寄ります。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

夏羽は織に、昭夫をどうするか聞きます。織は立ち上がり、迷います。

そこに少女と隠神、晶が現れます。
少女は自分の作った繭をどこに隠したか昭夫に聞きますが、昭夫は教えようとしません。しかし、隠神は昭夫のことを昔から調べていて、隠神は事務所のミハイに連絡をして昭夫が不審なものを隠し持っている形跡がある場所を聞き出します。

泉の中に繭があるというのを聞き、少女は泉へ向かいます。水の中に潜ろうとしますが、織がそれを止めて自分が入ります。

水の中に入って、織が中で見たものは眠っている組の姿でした。

 

『14. 金の糸』

織は水の中で眠っている組の元へ近づきます。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

織は眠っている組を助け出します。少女は、組を繭の姿にして守っていました。

少女の正体は伝説の金の糸で織の妹の「綾」だということが判明しました。

織たちは、夏羽たちと合流します。
そこでまた組のことを物扱いして話をする昭夫を織が殴ります。昭夫は気を失って横に倒れました。

その後、怪物屋の4人は組と綾を車に乗せて、隠神の知り合いの病院へ向かいます。

しばらくして目が覚めた昭夫はまた研究を続けようとして起き上がりますが、そこに野火丸が現れて野火丸は爆発を起こしました。

 

病院では、御花ばあさんという人物が怪物科を担当していて組をベッドに寝かせます。他のみんながいなくなったあとも織は組の看病を続けていました。そこに綾が現れます。2人は今までのことについて話をしますが、その途中で組が目覚めます。

組は2人のこともしっかり覚えていました。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

 

『15. 原宿竹下通りの執心』

織の両親の一件が終わって、隠神、夏羽、晶は事務所で過ごしていました。織は組の看病もあり、これからどうしていくか考えながらしばらく病院に残っていました。

事務所では織の様子が気になる3人でしたが、そこに織が現れて夏羽に助けてもらった借りを返すためにも怪物屋を続けることを言います。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

織と一緒に来ていた綾は、自分の能力で怪物の“治し屋”を始めようと思い、隠神との契約を結びます。綾は夏羽のことをこの間の戦いぶりを見て好きになっていました。そこに紺が現れます。紺はくっついている2人の様子を見て不思議に思い、綾に対して敵対心を燃やしていました。

一方、原宿では女性の顔が傷つけられるという通り魔事件が起きていました。

調査の依頼で、夏羽と綾と紺の3人は原宿へ向かうことに。
夏羽に対してベタベタとする綾に対して紺はモヤモヤしていました。

通り魔事件の犯人は“形無カタナシ”という女の怪物で、綾が襲われますが夏羽が助けます。形無は元々姿が無く、ショップで働く男性に声をかけるため、人間になりたくて女性を襲ってパーツをとっていました。

紺は、夏羽と綾が仲良くしているのに嫉妬して綾に襲いかかります。


出典:怪物事変 コミックス4巻より

夏羽は綾を守りますが、紺は泣いてその場を去ってしまいます。

その後任務を終えて夏羽と綾は事務所に戻ってきます。形無カタナシは綾の力で外側だけ人間にしてもらいました。

夏羽は事務所を出て紺がいる公園へ向かいます。紺は公園の木の上で泣いていましたが、夏羽が慰めてあげていつも通りに戻りました。

別の日、事務所で再び顔を合わす紺と綾。仲は悪く、一歩も引かない2人。晶に恋人について聞かれる夏羽でしたが、夏羽はよくわかってない様子で、最後は隠神まで巻き込まれてドタバタ展開に…。

 

怪物事変❹(完)





感想

4巻は主に織がメインの話でしたが、叔父の蓼丸昭夫が敵だったことや金の糸のことや、織の両親についてなどたくさんの出来事がありましたが、最後は織が組と再開できてよかったです。妹の綾も登場して仲間になりましたね。

織の過去エグいな〜…。人工受精によって生み出された怪物たちはみんな織の兄弟とは思えないほど凶暴で危険。そして見た目もすごい…。

織のおじさんの蓼丸昭夫が敵キャラでしたが、飯生も蓼丸昭夫をブラックリストに入れるほど警戒はしていたようです。

織が母親のことを思い出して心が折れてしまうシーンですが、あそこでフォローする夏羽が良かったですね。蓼丸昭夫は最後、野火丸におそらく殺されたでしょう。

綾は仲間になってさっそく活躍していました。これからも活躍しそうです。

東京に戻ってきて紺も登場しましたが嫉妬する紺がかわいかったですね。

3巻に引き続き、織の過去や両親について詳しく描かれていた4巻で戦闘シーンや感動シーンもあって良かったです。

見どころ

・夏羽が織に代わって怪も物を倒していくシーン

・織が組と再開するシーン

口コミ

「織と組と綾が最後に仲良くしているところを見れて良かった」「夏羽とシキの友情に感動」「嬉しいハッピーエンドでよかった」「シキの話は辛い結末を迎えるんじゃないかと思ったけど結果的にすごくいい終わり方だった」「夏羽が織のために戦う姿がカッコいい」「綾という恋のライバルが出てきてモヤモヤする紺が可愛いかった」「織の話はハッピーないい終わり方だった」など。





まとめ

【怪物事変の単行本4巻】
夏羽たちが蓼丸昭夫の研究で生み出された怪物たちと対決
織が母親の組と再会
夏羽、綾、紺が原宿の通り魔事件の調査に向かう

織は母親と再開することができて、妹の綾も出てきて結果的にハッピーエンドで終了しました。蓼丸昭夫も倒して、組と綾はこれからは怪物屋のみんなと一緒に登場する機会も増えそうです。錦糸郷での話は織と夏羽の友情や織が母親と再開するシーン、新キャラの妹も登場して仲間になるなどいろいろありました。

夏羽・織・晶・隠神の4人が一緒に活躍する話は今回が初めてでした。

4巻では蓼丸昭夫を倒して組と綾も助け出すことになって、織の両親についての話が完結しました。


怪物事変の単行本5巻の感想・ネタバレはこちら↓↓

怪物事変の単行本5巻《感想・ネタバレ》


 

今回は怪物事変の単行本4巻についてまとめました。




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