怪物事変の世界に登場する狸と狐はそれぞれ『変化』と『幻』の能力を使います。

主に、バケダヌキと呼ばれる狸の怪物は『へんを使い、バケギツネと呼ばれる狐の怪物は『まぼろしを使います。

作中ではどちらもいろんな場面で使われていて、怪物たちには欠かせない能力となっています。怪物事変の狸と狐は、へんまぼろしでそれぞれ得意な傾向があります。

怪物の結石を巡って、お互いライバル関係のように描かれていますが、狸と狐は現代でもライバルのように言われています。

今回は怪物事変に登場する狸と狐の『変化と幻の能力』と『狸と狐のライバル関係』について調査しました。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




現代に生きる狸と狐

怪物事変の世界では狸と狐がライバル関係にあり、物語の中でも需要なキーワードになっています。

この2匹の動物は現代でもライバルのように言われていますが、なぜそのように言われるようになったのでしょうか?

狸と狐についてまとめました。

狸について

狸はイヌ科タヌキ属に分類されます。

体長は50~60cmほどの中型犬くらいの大きさです。
夜行性で昼間は樹洞や洞穴などの小さな穴の中で休んでいることが多いです。
性格は臆病で、大きな音にビックリして気絶してしまうほど繊細です。
食性は雑食性で、果実や昆虫、植物など何でも食べます。地域によっては魚や甲殻類、小型哺乳類などを食べる狸もいます。

イヌ科の中では木登りもうまく、冬眠をすることはありませんが、寒い地方では冬に穴ごもりすることがあり、秋には体重が50%程も増えている狸もいます。

狐について

狐はイヌ科キツネ属に分類されます。

体重は雄が約6kgで雌が約5kg
性格は臆病で用心深く、人に懐くこともあまりありません。とても賢い頭脳を持っていて好奇心が強いです。
食べ物は小動物や昆虫、木の実などを食べます。食べる物がない時は雑食でなんでも食べるようになります。捕食した餌は分割して食べる習性があり、余った食べ物は掘った穴の中に隠します。

獲物を捕獲する時は時速約50kmのスピードで走ったり、1m以上ジャンプをして捕まえることがあります。また、獲物によって狩りの方法を変える賢い知能を持っています。
冬眠はせず、冬の間も活動し続けるのが特徴で、冬の間は夏や秋のうちに埋めておいた餌を掘り起こして食べたり、新たに獲物を狩りながら春までの間、生活をしています。

狐と狸のライバル関係について

狸と狐は現代でもライバルのように言われています。

昔は狸も狐も山などでよく見られ、山道で迷った時には狸や狐が人間に化けたりまやかしを見せたりすると言われて「人間を騙す動物」として迷信となりました。
「化け狸」「化け狐」と呼ばれてお互い似ている部分もありましたが現代までにこの2匹について、狸は「親しみやすい」「暖かい」、狐は「ずる賢い」「冷たい」などの印象で対立するような関係ができてしまい、漫画や雑誌などでも狸と狐の関係が描かれて、いつしかこの2匹はライバル関係のように言われるようになりました。

『怪物事変』の狸と狐

怪物事変の世界でもライバル関係で描かれています。

『狸』の方はバケダヌキの隠神がリーダーとして、『狐』の方はバケギツネの飯生がリーダーとしてお互いに各地にある怪物の結石を集めています。

主人公の夏羽は隠神と出会って運命が変わります。隠神の地元は四国の屋島で、そこにはたくさんの仲間たちがいて、みんな普段は人間の姿をしていますが狸にへんすることができます。隠神も狸に変化することができて、体を巨大化させたり銃を出現させたりすることができます。現在は屋島を離れて東京でオカルト専門の隠神探偵事務所を経営しています。

一方、化狐の飯生は東京で警視庁のトップとして周りの人間を使っています。機嫌が悪い時や空腹の時には味方にも攻撃をして食べてしまう危険人物です。怪物の結石を全て集めて日本中を支配しようと企んでいます。人間の姿をした狐の幹部たちもいて、狐と呼ばれる人物たちは「炎」と「幻」を使うことができます。どちらか一つしか使えない特化型の狐もいます。

隠神と飯生の「怪物と人間」に対する考え

バケダヌキの隠神』と『バケギツネの飯生』はお互いが、怪物と人間の関係に対して別の考えを持っています。2人とも怪物ですが普段は人間に化けています。

怪物と人間の関係について、隠神は〝共存〟で、飯生は〝支配〟を望んでいます。

隠神は共存を望んでいて、「お互いが存在することを認める」ということを自分のやりたいことだと作中で話していました。
一方、飯生は支配を望んでいて、人心を操り自分にとって都合の良い国を作ろうと企んでいます。

隠神と飯生はもともとそんなに仲の良い怪物ではなかったですが、少し前までは飯生は警視庁の警視として公的こうてきから隠神はオカルト専門の探偵としててきから、という感じで怪物のために人間の力になっていて、お互い人間や怪物に対して望んでいることがありました。

怪物は〝人間には見つかってはいけない〟という暗黙のルールがあり、怪物たちは普段から人間に見つからないように生活しています。
なぜ見つかってはいけないのか、この理由について作中では野火丸が解説していました。その理由は、戦争が起こるから。人間は本能的に自分たちと違う種族を差別するので、築ける関係があるとしたら〝征服〟〝服従〟共存は不可能。しかし、人間に見つかってはいけないという厳密なルールはありません。怪物の知能レベルには種族差があるので怪物の世界に法律はなく、知能が高くて能力も適している狐が秩序ちつじょのために勝手に取り締まっているだけなようです。

昔は人と怪物がかきなく暮らしていた時代がありましたが、後に戦争が起こりました。人は怪物の力を得ようとして、怪物は人を際限無く喰らおうとして、争いが起こりました。
それからというもの、怪物は人に見つからぬように人と関わり合って生きてきましたが、現在では人と深く関わって、子供を産むケースも増えてきています。夏羽や織も怪物と人間の半妖として生まれました。

怪物事変に登場する狸と狐の『変化』と『幻』

へんまぼろしにはそれぞれ特徴があります。コミックスでへんと幻の違いについて詳しく載っていたのでまとめました。

変化と幻のちがい

怪物事変におけるへん』とは「ものを変質させること」であり、まぼろしとは「対象に錯覚を起こさせること」を指します。

隠神が自分の手を銃に変えるのは、ものを変質させているので「へん」です。実態があるため、この銃に攻撃されればダメージがあります。怪物から人へ「姿を変える」のもへんです。

一方、野火丸の分身や、赤城が焼けた村を元通りに見せていたりしたのは「まぼろし」です。見るものの神経に作用しているので実態がありません(あるように錯覚させることはあります)。

人間や動物に紛れるため、へんは数多くの怪物が使うことができますが、まぼろしを使える怪物は限られています。また、どちらかというと、狸はへんが、狐はまぼろしが得意な傾向にあります

怪物事変に登場するキャラクターは狸や狐の怪物が多く登場しますがへんの能力で人間の姿をしている場合が多いです。狐は基本、炎と幻を使って戦いますが、どちらか一方だけを使う特化型タイプの狐も存在します。

高等な変化

へんは、へんするものによって難易度は変わってきます
生き物から生き物へへんするのはそう難しくありませんが、生き物から完全な無機物へへんするのは大変難しいです。高等なへんの技術か、種族が「バケ○○」であることなど、生まれ持った才能が必要です。質量が違うものへのへんも難しいです。元々のものから遠いほど難しく、近いほど簡単です。また、本人が「へんするもののことをどれだけ知っているか」も重要になってきます。

“天才”と言われている伊予姫の「見たものそっくりそのまま」は、高等ではありますが、伊予姫自身はまだ世間知らずということもあり、見た目以外の点においてはまだまだ未熟であるようです。

へんに関しては化狸や化狐は他の怪物よりも上手です。

作中に登場する狸と狐の怪物

【狸の怪物】

隠神/伊予姫/全吉/太三郎狸三代目/多郎太/ヨシヱ/福姫/満吉

【狐の怪物】

飯生/紺/野火丸/赤城/花楓/梅太郎/陽/炉薔薇





まとめ

怪物事変に登場する狸と狐はへんまぼろしの能力はそれぞれ得意な傾向があって、狸は『へん狐が『まぼろしです!

へんは狸以外にも数多くの怪物が使い、へんにはへんするものによって難易度があります。まぼろしの方が使える怪物は少ないようです。
伊予姫は作中の屋島編でその力を使ってかなり活躍してましたが、まだ未熟らしく、成熟したらすごそうですね…(^ ^;)

現代に生きる狸と狐については、それぞれ似ているところもあって、2匹どちらもイヌ科で食べ物はなんでも食べるという感じでしたね^^
見た目だと狸は丸っこくて狐は細い感じのイメージがあります。現実の世界でも狸と狐はライバルのように言われていますが、怪物事変の世界では主人公チームが『狸』で、敵チームが『狐』という感じで描かれています。敵対する者同士ですがキャラクターがそれぞれとても魅力的でこの抗争がどうなるのか見どころです。

現在、飯生は怪物の結石を独り占めして支配の力を拡大して自分の国を作ろうとしています。
隠神たちは飯生の野望を止めるため、そして夏羽の両親についても関係のある怪物の結石を集めるため、飯生たち「狐」と抗争中。

怪物事変の世界では、人間たちが普通に暮らしている世界に〝怪物〟という存在がいるということで、とても独特な世界観が出来上がっています。
人間に見られたら差別や迫害など後々厄介になりそうで、見つからないようするのが大変な時もきっとありますよね。ずっと人間に化けて一緒に生活していたとしても何かの時に怪物の力が出てしまったら結局バレてしまうので…。やっぱり隠神の言ってる『人間と怪物が認め合って自然に生活できるようになる』というのが一番良いのでしょう。
怪物は人間に見られると生活がおびやかされる可能性もあるので見つからないようにしています。しかし、人間との間に子供ができてしまうケースもあるので、その場合はどんな出会いなのかが気になるところです(・・)

隠神が目指す世界は『怪物と人間が共存する世界』で、飯生が目指す世界は『怪物が人間を支配する世界』。

現在は狸チームと狐チームがお互いに各地にある怪物の結石を集めて争奪戦となってますが今後の展開も楽しみです★

 

今回は怪物事変に登場する狸と狐の『へんまぼろしの能力』と『狸と狐のライバル関係』について調査しました。




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