新たな怪物の結石を求めて夏羽たちが向かった先は京都!
京都には「陰結石」と「陽結石」という二つの石が存在します。この二つの怪物の結石は「京狐」と呼ばれる京都の狐が所持しています。
京狐の里は昔は雄と雌で分かれていましたがやがて一つになります。
閉鎖的で自分たち以外の種族を見下し、同じ京狐であっても京狐にふさわしくないものは嫌われます。
里は〝男子禁制〟で、男の場合は条件を満たさないと中へは入れません。
東京の警視庁の警視である飯生も出身は「京都」です。京狐のはずの飯生ですが、なぜか京都を出て現在は東京で生活しています。
飯生は京都で何かあったのか、目的があり里を離れたのか、理由は明かされていませんが飯生が京狐を驚異としているという事実もあります。
今回は京都に住む狐や里の歴史についてまとめました。
出典:TVアニメ『怪物事変』公式サイトより
『怪物事変』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり
京狐の里の歴史
京狐の里は古くからある京都の狐が住んでいる里です。
里には男狐と女狐がいて、千年ほど前は京狐の里は二つに分かれていました。山の北側を男狐、南側を女狐が統治してしていて、京都にある怪物の結石「陰結石」と「陽結石」は男狐と女狐がそれぞれ所持していました。互いに石を持つ男狐と女狐でしたが仲は非常に悪く、隙あらば互いの石を奪わんとする関係。
一触即発の関係が続く男狐と女狐でしたが、ある時ついに力の均衡が崩れ、女狐側の勝利によって二つだった里は一つになりました。
〝藻さま〟と呼ばれる女狐が台頭することによって京狐の情勢が変わっていきます。藻は狐だけではなく人間としての権力も得ようとして、人間側の歴史にも大きな影響を与えることに。
狐としても人間としても注目された存在だった藻でしたが、最期は怪物の結石となることを望み、那須の地にて鎮守され怪物の結石〝妖結石〟が誕生しました。
京狐はどんな存在なのか?
京狐は、見た目は普通の狐の姿をしていて色は赤黒い毛並みをしています。
性格は他の狐とは違って一癖あり、京狐は自分たち以外の生き物には興味がありません。プライドが高く、他の種族のことは徹底的に見下しています。
たとえ里の生まれであっても〝京狐にふさわしくない者〟は相応の扱いを受けることになります。警視庁の捜査特課の狐「小紅羅」と「椿妃」も京狐ですが、やがて2人は里を出て野火丸に拾われて警視庁に入ることになりました。
那須の狐が京都の狐に対して失礼のないように振る舞っていたこともあり、京狐は周りの狐からも一目置かれている存在であるかと思われます。
京狐の里へ入るための条件
京狐の里は京都の稲荷山にあります。
京狐の里へは自由に誰でも入れるわけではなく、〝男子禁制〟であるため男性が京狐の里へ入るためには条件を満たす必要があります。
男性が京狐の里に入るには満月の日を選ばなくてはなりません。
男性は、満月の日にだけ出現する里へと続く鳥居から京狐の里へ入ることができます。
里へと続く鳥居は伏見稲荷大社の千本鳥居に紛れて満月の日にだけ出現します。余所者用の入り口で、男性が京狐の里へ入ることができるのはそこからだけとなります。
女性は特に条件はありませんが、京狐自体が変わった種族なので里へはうかつに入らない方が良いでしょう。男女共に里に入った余所者には京狐たちが集まってきます。
女性は数日後に記憶を消された状態で伏見稲荷で発見されますが、男性は発見されることはなく行方不明の状態になってしまいます。
飯生も京都出身の狐!
出典:TVアニメ『怪物事変』公式サイトPV④より
警視庁の警視・飯生も出身は京都です。
普段は人間の姿をしていますが、狐の姿の時は京狐と同じ容姿をしています。
里で暮らしていた時の名前、本当の名前は「飯」。
里を離れた理由
飯生は京都出身の狐ですが、現在は東京で警視として人間の生活を送っています。
怪物の結石〝妖結石〟を持ち、人間を操り、各地にある怪物の結石を集めて自分の世界を作ろうと企んでいます。
飯生は故郷である京狐の里を離れ、そのあと那須に行き妖結石を手に入れて東京へやって来ました。
里を離れた理由は現在明確にはなっていませんが、なぜ里を離れたかについてはいくつか考察することができます。
京狐は同じ里の者でも京狐にふさわしくない者は相応の扱いを受け周りの者から嫌われるので、もしかすると飯生は周りの京狐とは違って変わった存在だったのかもしれません。
または飯生は現在は東京に住んでいて、怪物の結石を集めて自分の世界を作るという目的がありますが、里を離れたのは自分の目的を叶えるためという可能性もあるでしょう。
自分から里を出たのか、何か問題を起こして里を追い出されたのかは謎です…。
飯生は京狐を脅威としていることもあり、飯生は過去に里で何かあったのかもしれません。隠神も「飯生は京都にある怪物の結石が一番手が出しにくい」ということも言ってたので、飯生にとっては京都はなるべくなら関わりたくない場所かもしれませんね。
現在は東京から動けない
飯生は現在は東京で暮らしていますが、妖結石を所持していることから東京を離れることができません。
妖結石は那須の狐が守っていた石で、代々〝生稲〟と呼ばれる狐が柱となって石と同化します。妖結石の柱になる狐はやがて石の毒気にやられて身体が動かなくなる宿命にあり、生稲となった狐は日が経つにつれて身体が小さくなっていき、やがて死んでしまいます。そしてまた新しい生稲が選ばれて、石を守っていくことになります。
飯生も妖結石を手に入れたことで影響が出て、東京を離れることができない状況になっています。
飯生は怪物の結石を手に入れるために部下の狐を使って集めさせています。
まとめ
京狐の里は〝京狐〟と呼ばれる京都の狐が住んでいる里です。
古くからある里で、里には陰結石と陽結石の二つの怪物の結石があります。
男子禁制であるため男性は満月の日にしか里に入ることはできません。
飯生も京都出身の狐で、京狐の里を出て東京にやって来ました。
京狐を脅威としていることから里で何かあったのかもしれません。京狐も飯生については何か知っていることがあるでしょう。弱点なども知ってるかもしれません。
怪物屋はゲンジと手を組んで京都の怪物の結石の入手と飯生の弱点を探ろうとしています。野火丸たちも飯生の過去を調べようとしているので、京都編では飯生の謎な部分について明かされていく可能性があります!
京都編は京狐がたくさん登場しそうですね(・・)
今回は京都に住む狐や里の歴史についてまとめました。
質問や感想などがある場合には下のコメント欄かページ下の管理者情報にあるメールアドレスからご連絡ください。よろしくお願いします。