出典:怪物事変 コミックス15巻より

警視庁捜査特課の狐・花楓かえで

花楓は元々住んでいた場所は山で、野火丸に連れて来られて警視庁へやってきました。

明るく人懐こく、欲望のままに生きる花楓は戦闘時も単純な攻撃で力の限り暴れまわります。

花楓はパートナーである赤城と共に夏羽たちと2度に渡って戦ってますが、いずれも敗北しています。
1回目は島根の首村くびむらという場所に怪物の結石を求めてやってきた時、そして2回目は香川の屋島へ襲撃に行った時に戦いました。

作中では2回目の屋島での戦いが終わったあと花楓の過去について野火丸が語っていました。

花楓は埼玉県の山で生まれた狐で、その時に生物学者であるのひとりの人間の男性と出会うことになります。野火丸は花楓が出会ったその男性と話をした時に花楓の生い立ちを知ることになります。

『人間』である男性と『けもの』である花楓の出会い。

今回は花楓の過去について両者はどのようにして出会ったのかまとめました。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




花楓が生まれた場所は埼玉県秩父市の山

花楓が生まれた場所は埼玉県のちち市にある山です。

花楓には家族がいなく、母親の狐は花楓を産んですぐに死んでしまいます。
生まれたての花楓が大きすぎたため、産んですぐに力尽きてしまいました。その後、花楓はその母狐を自分で食べています。

家族がいない花楓は生物学者の男性と出会うまでは山でひとりで生活をしていました

花楓と生物学者の出会い


出典:怪物事変 コミックス15巻より

花楓と男性の生物学者の出会いは、花楓が住んでいた山の中

その生物学者は絶滅種であるニホンオオカミの研究者りょうと一緒に4人で山に出た際にある事件が起きました。
山へ出た4人のうち、猟師3名が獣に食い殺されたのです。その生物学者が見たのは体長5メートルは超えるであろう大きな狐。当時は大きなニュースにもなっていたとのこと。
生き残った生物学者は再び花楓に会うためにけんには『猟師を食べたのはクマ』と嘘をついたため、後日、無関係のクマが一頭殺されてこの事件についての話は終わりました。

世間の関心もしたになっていったのを見て生物学者は密かに捜索を進めていました。
花楓に興味を持った生物学者は『もう一度あの狐に逢いたい』という気持ちで捜索を進めた結果、再び山で花楓を見つけることに。

その生物学者は花楓のような〝人に化けて人のように話す獣〟を見たのは初めての経験で、夢中になって人としての生活(仕事・家族・友人)を何もかも忘れて何年も山にもって暮らすようになりました。
花楓も生物学者にはよく懐いて、生物学者は花楓に言葉を教えて一緒に過ごすようになります。
生物学者は花楓にいろいろな話をしますがその中には自分のことを理解しない家族や友人への愚痴ぐちも含まれていました。その時の生物学者の表情は花楓にはみにくく見えて、花楓はその人物たちを悪者だと認識してしまいます。そして、花楓は山の中で見つけたその生物学者の家族や友人の命を奪うことになります。

しかし、本当はその家族や友人は、生物学者の男を心配して山を捜索していました。花楓に話したことを後悔することになった生物学者。

生物学者は野火丸と出会って花楓との出来事を話し、最後に「花楓は悪くない」ということと「自分が人で花楓が獣であっただけ」だということを呟きました。





まとめ

作中で野火丸が語った花楓の過去。花楓は埼玉県秩父市の山で生まれた狐で、家族は皆無。
猟師3名を喰い殺す事件を起こし、後に生物学者の男性と再び出会うことに。

花楓は素直なところがあって、行動にも悪気がないところがあるように思います。
赤城も花楓については「本来は善も悪もない、あるのはただ欲のみ」という発言をしていました。人懐こい性格の花楓は生物学者の男性にもよく懐いていましたが、その時に生物学者の男性は自分が話した愚痴が結果的に後悔を生んでしまって、生物学者の男性としては悔やんでも悔やみきれない気持ちになったことでしょう。花楓の笑顔を見ると本当に悪気はない様子で憎むことはできません。

野火丸がこの生物学者に会った時はもうかなりの老体になっていたことから、この男性はだいぶ長い間、花楓と過ごしてきたのではないかと考えられます。男性が暮らしていたのは山にある小屋で、中もかなり古びていました。
ベッドに横たわっている老いた生物学者に代わって、野火丸が花楓を連れて行くことになり、それから花楓は警視庁捜査特課の一員として加わりました。

この花楓の過去の話については野火丸が〝例え話〟として夏羽に話してましたが、夏羽自身も何かを感じている様子でした。

花楓の過去が明かされましたが、花楓は生まれた時から体が大きかったようで、性格も今と変わってませんでした。生物学者は花楓に出会って新しい研究を見つけて人生が大きく変わりましたがひとりで山にこもって研究に没頭するってすごいですよね(・・)

明かされた花楓の過去は、埼玉県秩父市の山での『巨大な狐と生物学者の男性の話』でした。

 

今回は花楓の過去について両者はどのようにして出会ったのかまとめました。




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