出典:怪物事変 コミックス8巻より
「化狐」と呼ばれる狐の怪物の花楓は、東京で警視庁捜査特課として、同じく化狐の刑事でパートナーである赤城と一緒に行動していました。
大きな体格を持ち戦闘では炎を出して強力な攻撃を使い、花楓は戦いに関しては優秀な実力を持っていますが、頭脳はまるっきり低く、パートナーの赤城には目付役として教わることも多くありました。
赤城は作戦を考えたり助言をしたり、花楓のサポート役としても活躍していました。しかし、屋島での戦いで赤城は亡くなり、囚われた花楓も死刑にされるところでしたが屋島の関係者たちと怪物屋の会議の結果、花楓は夏羽の元で教育されることになります。
頭が悪く、善悪についてもよくわかっていない花楓ですが、花楓は夏羽の元で良いこと・悪いことを学んで変わることは果たしてできるのか?
今回は花楓が夏羽の元で教養を身につけて人間的に成長できるのか考察しました。
出典:TVアニメ『怪物事変』公式サイトより
『怪物事変』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり
化狐の花楓
花楓の性格
花楓は明るい性格で、人懐こく、好奇心旺盛。人に褒められることが好きですが、反対に人に無視されることは酷く嫌います。
人見知りすることはなく誰に対してもフレンドリーです。誰かと一緒にいることが好きで、暇な時には誰かの家に押しかけることがあり、同じ捜査特課の赤城や梅太郎と一緒にいることもありました。
頭が悪く、物覚えが悪いため教えられたこともすぐに忘れてしまうことが多々あります。
花楓は山育ちで、生まれてから教養がない状態で育ってきたため、善悪についてもわかっていません。そのため、場を弁えない言動も多くありますが、本人には悪気はない様子。
赤城と共に行動していた
花楓はパートナーの赤城と一緒に行動していて、任務の作戦は赤城が立てていました。花楓は赤城に言われたことを遂行してきて言うことをずっと聞いてきたため、赤城の言うことが正しいと思うようになり、赤城に教育されていた部分もあります。
花楓は山育ちで家族や友人がいなく、一人の猟師に出会ってそれから一緒に生活してきて今まで学問などを学んできませんでした。そのため頭が悪く常識をわかっていないところもあります。
一方、赤城は警視庁に入るまでは普通のサラリーマンとして過ごしてきて、赤城自身は頭も良いです。
赤城は花楓の頭の悪さに苦労しているところもありましたが、パートナーとして頼りにしていた部分や花楓の出す炎に関心していた部分、バカだと思いつつも可愛がっていた部分がありました。
しかし、裏屋島での戦いで赤城は亡くなってしまい、花楓の目付役とも言える存在はいなくなってしまいます。花楓は赤城とずっと一緒だったため、赤城への好感度は高く、亡くなったあとは同じ匂いがする「ウエットティッシュ」を持つようになりました。
花楓は夏羽の元で人間的に成長できるのか?
出典:怪物事変 コミックス17巻より
裏屋島の戦いで赤城が亡くなって、残された花楓は屋島を襲った犯人として、屋島の者たちの会議で死刑になるところでした。
しかし、夏羽は花楓が『善悪についてよくわかっていない』『人の気持ちをわかっていない』ということに対して、自分自身も隠神と会う前はそのような教養がなく生きてきたため〝花楓にもそういうことをわかってほしい〟という気持ちがあり、会議の結果、花楓は夏羽の元で教養を身につけることになりました。
その間、花楓は暴れることができないように「狢殺し」という力を封じる専用の箱のような入れ物に入れられます。
これからは赤城ではなく夏羽と一緒にいることになった花楓ですが、夏羽の元でしっかりと良いこと・悪いことを学べるのか、気になるところです(・・)
花楓は物覚えが悪く言われたこともすぐに忘れてしまいます。しかし単純で素直なため、ずっと一緒に過ごして正しいことを教えていけたら花楓も少しずつ変わっていくのではないかと思われます。
前のパートナーであった赤城には悪いことを教えられてきて、それを正しいことだと思っていたため、破壊や殺生を気にせずに行ってきました。花楓は自分では悪いことをしているという感覚はなく、任務を達成して赤城や飯生に褒められたいという気持ちもあったのでしょう。
現在は夏羽と共に行動していて、夏羽は花楓がどうしたら言うことを聞いてくれるか、物事をわかってくれるか考えているシーンがあります。
花楓も夏羽に褒められると機嫌が良くなり素直に言うことを聞いています。単純だからこそ悪いことを良いことだと思い込み、良いことは良いと思えるのかと思います。
もし花楓が頑固で強情な性格・我が強い人物だった場合、赤城に教わってきた間違っている部分を直せない可能性がありますが、単純で機嫌が良くなると素直に言うことを聞くので、これから夏羽の元で一緒に過ごしていくうちに正しいことを学んでいけるのではないかと思います。
夏羽も隠神に出会って感情が出てきたり、人の気持ちがわかるようになってきましが、今度は夏羽が花楓に同じようにいろいろなことを教えていくのではないでしょうか。
頭が悪く元気な花楓なので、手を焼くことは多そうですが、これからしっかりと教養を身につけて変わることができれば花楓は狢殺しから開放されて普通に生活することができます。
花楓がもし夏羽たちと一緒に飯生討伐の仲間になったらとても強い戦力となりますね。赤城がいなくなって、警視庁に戻ってまた飯生の部下として戦うとは考えにくいので、どうなるのでしょうか(?△?)
まとめ
化狐の花楓は、警視庁捜査特課として同じ狐の赤城とパートナーを組んで行動してきました。
赤城にはいろいろと教わることも多かった花楓ですが、赤城は裏屋島の戦いで亡くなってしまいます。善悪についてわかっていなく人の気持ちについてもわかっていない花楓は、終戦後に死刑になるはずでしたが、会議の結果、夏羽が花楓を見ることになりました。
単純で素直な花楓はこれからは赤城ではなく夏羽と一緒に過ごしていくことになりますが、夏羽の元で少しずつ変わっていくのではないかと思われます。
今までは飯生の部下として赤城と一緒に悪いことをしてきた花楓ですが、これからしっかりと良いこと・悪いことを判断できるようになったら言動なども変わってきそうですね。
花楓の警視庁に入る前は山で過ごしてきて、昔から明るくて人懐こい性格でしたが、頭は悪く、他の狐たちと一緒に過ごすこともなかったので相手の気持ちや善悪について学ぶこともありませんでした。唯一、一緒にいたのは人間の生物学者でした。
赤城は面倒見が良くて任務の時も花楓の性格をちゃんと考えて作戦を立ててましたね。赤城と花楓のコンビは正反対の凸凹コンビですがなんだかんだお互いしっかり協力しているところがよかったです(´∀`)
これからは花楓は夏羽の元で学んでいくことになりますが、花楓は善悪や感情などが身について心の部分が変わって人間的に成長していきそうです。本当は人間ではなく狐ですが(^w^)
これから変わっていけると良いですね!
今回は花楓が夏羽の元で教養を身につけて人間的に成長できるのか考察しました。
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