怪物事変に登場する、鬼族が人肉を扱う加工肉工場『桜牙ハム』

この工場はコミックスの9巻で初めて出てきます。

桜牙ハム工場は鬼たちが経営する工場で、一般的に使われている肉以外に“人肉”も使って加工食品などを作っています。責任者の桜牙は飯生と取引相手の関係で、怪物の結石「栄結石」も所持しています。

千葉にある桜牙ハム千葉工場では、工場に乗り込んだ「怪物屋」、栄結石を回収して施設を乗っ取る「警視庁の狐」、そして工場を守ろうとする「鬼」が激突します。

今回は鬼族が人肉を扱う工場『桜牙ハム』について紹介しようと思います。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




桜牙ハムについて


出典:怪物事変 コミックス9巻より

桜牙ハム工場は千葉県の京葉工業地域にあります。桜牙ハム千葉工場は「加工工場」「養殖場」「食肉センター」が一つになっていて、人肉を取り扱っているのは千葉工場だけです。桜牙ハムの製品は3割が人肉。

現在は大きな工場でセキュリティも厳重になっていて、工場内には至る所に監視カメラが設置されています。元々は小さい会社でしたが約2年前から急激に業績を伸ばし始めました。

桜牙ハム千葉工場には人間を養殖している場所があり、体と脳を大きくするためにストレスを与えない環境で毎日、運動と教育を施しています。

社長の桜牙は鬼族で、工場で働く警備員や従業員もほとんどが鬼族です。鬼族は身体能力も高く、敵に回すと厄介な存在になります。また、鬼族は食欲とは別に人間を食べる種族でもあります。

桜牙ハム千葉工場では、飯生の部下の陽と炉薔薇が来たことによって、社長と従業員12人が殺されてしまいます。

桜牙ハムの従業員などのキャラクター

桜牙

桜牙(おうが)は桜牙ハムの社長。鬼族。昔は真面目な性格だったが、怪しい女性と“仕入れ”の契約をしてからは人柄が変わる。従業員には好かれていない。のちに炉薔薇によって体をバラバラにされて死亡する。

女木島

女木島(めぎじま)は桜牙ハム千葉工場の工場長。鬼族。性格は真面目・陰気・几帳面・頑固。怒ると体が大きくなる。怪力の持ち主。ヤッコを人質に取られ、陽と炉薔薇の手助けをすることになるが、隠神の作戦で陽たちを倒すため夏羽たちと一緒に戦う。夏羽は女木島を「いい人・強い人」と認識している。

巌(いわお)は桜牙ハム千葉工場の専属医。内科専門だが外科としての知識もある。鬼族。性格は陽気・大雑把・柔軟。桜牙を「バカ社長」と呼んで嫌っている。戦意を失った炉薔薇に対して性癖を治すため去勢手術を行った。

マヨ

マヨは桜牙ハム千葉工場の情報システム部サイバーセキュリティ担当主任。本名「渡辺 綱万代(わたなべ つなまよ)」。人間。社長の桜牙に雇われて働いていて、実際の姿は見せずドローンを使って動いていた。ハッカー。鬼を探るためスパイとして入り込んでいて、織に対して謎の発言もしていた。ミハイのファンで、以前はミハイの作ったゲーム『ミハイクエスト』にハッキングをして、織とパーティを組んで共闘した。桜牙ハム千葉工場で織たちに敗れてからは姿を消した。

ヤッコ

ヤッコは桜牙ハム千葉工場の施設で育てられている子ども。人間。工場内で育てられているため“外”のものを見るとパニックを起こす。桜牙の命令で丸々太らされた。陽と炉薔薇によって両方の目玉を取られたが、夏羽たちの活躍で取り戻す。

コミックス「桜牙ハム編」

コミックスの桜牙ハム編は9〜11巻です。飯生の命令で食料の独占鬼を味方にするために工場へやって来た陽と炉薔薇と、飯生の作戦を阻止するのと栄結石を譲ってもらう目的で桜牙ハムへやって来た夏羽たちが戦います。

怪物屋のメンバー4人が一緒に任務をこなしに行ったり、新キャラもたくさん登場します。怪物の結石「栄結石」も登場します。

怪物屋メンバーの夏羽、織、晶、隠神がそれぞれ活躍するシーンがあり、夏羽の人間的な成長とマヨの再会晶の雪男子の力が覚醒隠神の必殺技炸裂など読んでいて面白い場面がたくさん出てきます。敵の陽と炉薔薇も2人の過去お互いを想う気持ちが描かれていて、敵でありながらとても魅力的に描かれていました。

桜牙ハム編では今まで作中でほとんど出てこなかった鬼族が出てきます。敵も見事なコンビネーションで戦ったり、カップルで戦うという珍しいパターンで夏羽たちにとってもかなりの強敵でした。

見どころがたくさんあって楽しめるストーリーになっています。





まとめ

桜牙ハムは千葉県にあって人肉を使う加工肉工場。製品の3割が人肉。
人肉を使うためにヤッコなどの『人間を育てている』ようです。コミックスを読んでいて女木島や巌先生がヤッコに対してとても優しく接していて、会話をしたりして愛情を持って育てているのが伝わりました。

鬼族という種族も出てくるのでそこも見どころですね。
怪物事変では鬼以外にもいろんな種族が登場します。

『怪物事変』の怪物の世界を深掘り!! 怪物の種族や歴史など

コミックスの設定画によると女木島と巌先生は正反対の性格で作られたキャラクターで、2人でうまく職場を回しているようです。女木島の説明には「生き物の命をいただくということを子どもの頃からずっと考えている」とありました。年齢は2人共30代らしいです。

作中にあった桜牙が出会った“うさんくさい女”はおそらく飯生でしょうね。桜牙ハムは社長が死んでしまってこの後はどうなるのでしょうか。桜牙ハムのメンバーにはまた登場してほしいですね。そしてまさかのツナマヨが登場!桜牙ハム千葉工場のセキュリティ担当しているとは思いませんでした。ここであの時のマヨが出てくるとは織もびっくりですよね。織たちと戦ったあと行方不明になってしまって不思議な存在でした。実はこのあとも京都編で登場します…(´∀`)ちなみに織との『ミハイクエスト』での共闘プレイはコミックス7巻で見れます。

【怪物事変】ミハイが作ったゲーム『ミハイクエスト』とは?

桜牙ハム編は新たな怪物の結石“栄結石”や鬼族、敵の狐のカップルやミハイクエストのマヨも出てきて面白い話になっています。怪物屋のみんなの活躍や成長シーンにも注目^^

詳しくはコミックス10巻・11巻で読むことができます。
【怪物事変の単行本10巻】感想・ネタバレ
【怪物事変の単行本11巻】感想・ネタバレ

 

今回は鬼族が人肉を扱う加工肉工場『桜牙ハム』について紹介しました。




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