出典:怪物事変 コミックス5巻より

警視庁の警視・飯生いなりようは実力主義で常に結果に応じて部下を評価します。
フレンドリーで部下に明るく接する飯生ですが狐たちのボスとしての風格も持ち、警察をもぎゅうる力があります。

飯生には人心を操る力があり、警視庁の部下の人間たちは飯生の傀儡かいらいとなっています。
そんな飯生ですが、部下の狐たちにはあまり好かれていないよう。
今までに登場した飯生の部下の狐はこん野火のびまるあか花楓
かえで
うめろうひなた炉薔薇ろばら小紅羅さくら椿妃つばき

飯生は怪物の結石を集めて自分の国を作るために実力のあるたくさんの部下を従えています。

今回は飯生の部下(狐・人間)の飯生に対する評判をまとめました。

ものへん』はジャンプスクエア2017年1月号から連載中の藍本松さんによる漫画作品。
2021年1月から3月までTVアニメが放送されました。
このページでは怪物事変についてまとめています。
※ネタバレ情報あり




飯生に対する評判(狐)

飯生は部下が任務を達成するとそのほうとして領土の一部と好きな願いを聞き入れます。飯生は実力主義なため、任務を成功させた者には良く接しますが、逆に失敗した者に対しては名前を忘れるくらいドライになります。

飯生を慕っている狐は少なく、部下はそれぞれ自分の目的のためだけに飯生に協力しています。

飯生を慕っていたのは紺

部下の狐で唯一飯生のことを慕っていたのは紺です。
飯生を母親のように思い、常に飯生の一番の存在になれるように努力してきました。夏羽たちと会話する時も毎回飯生の名前を出すくらい飯生のことを考えていました。

紺と飯生は長い付き合いで、紺は幼少期の頃からの付き合いです。野火丸が現れる前は飯生の側近として行動していました。しかし、紺が任務を失敗したことによって飯生からは嫌われてしまい、終いには紺は飯生の命令で野火丸によって体を爆破されてしまいます。

紺は療養中で眠っている時に過去の記憶を取り戻し、飯生が紺の故郷をほろぼした張本人(敵である人物)だったことを思い出しました。

野火丸は飯生が嫌い

飯生の元で忠実な側近を装ってる野火丸ですが、野火丸自身は飯生のことが嫌いです。
作中ではたびたび飯生に対して毒舌を吐くことがあり、敵であるはずの夏羽たちに対しても協力したり、謎の言動が目立ちます。

野火丸が飯生の元にいる理由を聞かれた際に野火丸は、自分が飯生の元にいるのは「極めて個人的な理由」と話していました。
自分の目的を叶えるため、飯生をコントロールするために部下として行動しています。
夏羽たちからしたら飯生の部下として敵である立場の野火丸ですが、そこには企みがあり謎が多い人物です。

他の狐たちの意見

飯生の部下の他の狐たちは、飯生に対して特に慕ってる様子はなく、それぞれが任務を達成させた時にもらえる褒美のために飯生の元で働いているという感じです。
自分のため、誰かのためにそれぞれがの狐が願望を叶えようとして飯生の力を必要としています。
自分だけの世界を欲しがる者や、中には飯生と交尾したいという狐もいます(笑)

飯生に対する評判(人間)

警視庁の警察は飯生に対しては良い評価をしています。というのも、飯生の人心を操る力が関係していて警察は飯生の操り人形のような状態になっています。

警視庁に足を踏み入れた警察の人間は全員飯生に心を奪われて、何も考えず、何も考えずにただひたすら業務を全うしています。

作中での飯生に対する部下たちのセリフ

《作中での飯生に対する部下たちのセリフをいくつか紹介》

「飯生さまは紺のおかあさんみたいな人 困ってたら助けるのは当然」
2巻/4話

野火丸「……絶対秘密にして欲しいんですけど… 僕 飯生さまのこと嫌いなんです」
3巻/10話

赤城「飯生さまのこと  慕ってる狐なんているでしょうか?」
8巻/30話





まとめ

警視庁の警視・飯生は強い狐を多く従え、人心を操る力で人間も多く従えていますが、部下の狐にはあまり好かれてはいません。

飯生自身もドライなところがあって、結果を出す者は評価しますが結果を出せない者に関しては名前を忘れ、存在を無視してしまいます。そして裏切り者には死を与えます。
考えてみたら名前を忘れて存在を無視ってだいぶひどいですよね(^_^;)
飯生にとって部下は全員、自分の野望を叶えるための道具のようなものなのかもしれません。と言うか5巻で野火丸のことを「使える道具こども」って発言してたし…。
飯生ってフレンドリーな感じで描かれてますけどたまーに恐ろしい一面も見えるんですよね。

警視庁の人間は飯生に操られてて、飯生に対しては従順な様子です。狐の中では唯一、紺が飯生のことを慕っていましたが、屋島での出来事がきっかけで状況は変わりました。野火丸は自分の目的を叶えるため、そして飯生をコントールするために忠実な側近を装っています。他の狐たちも自分の望みを叶えるために飯生の部下として働いていて、飯生自体は特に好きではない様子。

隠神たち「怪物屋」はメンバーみんな仲が良くてボスの立場である隠神自身も従業員を大事にする性格なので、怪物屋は居心地が良さそう(・・)
一方、「警視庁」はボスの飯生と部下たちの内面関係がドロドロしていて怪物屋とは対照的です…。

飯生は『人間を服従させて自分の世界を作る』という自分の野望を叶えるために怪物の結石を集めています。
最終的に飯生の元に残る部下はどのくらいいるのか、気になるところです。

 

今回は飯生の部下(狐・人間)の飯生に対する評判をまとめました。




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